レポート

2016年度 医薬品業界レポート #01

2017/06/23

  • 定義
    ・「役員」は、原則的に事業を管掌する常勤役員のことを指し、監査役等と社外取締役を外したものを指す。
    ・「代表者」は、公開された有価証券報告書に記載されている「代表者」を指す。
    ・「年齢」は、直近決算期時点の年齢を指す。
    ・「在籍年数」は、直近の代表者の在籍年数を示す。
    ・「創業家」は、娘婿を含む。
    ・「代表者在籍年数/社齢」は、企業の継続年数(合併等の場合は前身の会社のもの)に占める現代表の在籍年数の割合を示す。

 

1.年齢

東証一部上場の39社の医薬品会社のうち代表者年齢を高年齢順にランキングしたものである。最高齢は久光製薬の中富博隆代表取締役会長 最高経営責任者(CEO)で80歳である。中富氏は1981年に社長に就任して36年間代表として現在も現役で活躍している。同業界の平均年齢62.9歳に対して17.1歳も高いことがわかる。2位は大正製薬ホールディングスの上原明氏で75歳。3位はJCRファーマの芦田信氏。74歳だった。また、高年齢ランキングトップ10の平均年齢は、71.8歳であった。

 

 社名代表者代表者年齢代表者在籍年数役員平均年齢代表が創業家創業家持株社齢売上高(連結優先)(百万円)代表者在籍年数/社齢
1久光製薬中冨博隆803661.5073162,0000.49
2大正製薬HD上原明753561.60.3289290,0000.39
3JCRファーマ芦田信744263.90.074217,4381
4扶桑薬品工業戸田幹雄734071.10.028045,7520.5
5大日本住友製薬多田正世72964.5×0123403,0000.07
6わかもと製薬神谷信行71761.3×08811,1830.08
7エーザイ内藤晴夫693155.6076548,0000.41
8中外製薬永山治692861.5074499,0000.38
9生化学工業水谷建6815660.2817030,9620.21
10キッセイ薬品工業神澤陸雄672560.80.097171,2940.35

*1

 

次に低年齢順のランキングのトップ10を表示した。

製薬業界における代表者の最年少は、ゼリア新薬工業の伊部光弘氏、45歳である。業界内の平均年齢62.9歳に比べると17.9歳も若く、唯一の40代である。伊部充弘氏の旧姓は多胡で、元々ゼリア新薬の創業家である現会長の伊部幸顕氏(75)の娘婿であり、6月より代表取締役社長兼COOに就任した。2位は、唯一の外国人代表者の武田製薬工業のクリストフウェバー氏、50歳。武田薬品は2014年から海外有力製薬大手出身の外国人幹部の人事改革を取り、ウェバー氏もその時に代表取締役社長CEOとなった。3位は富士製薬工業の今井博文氏、52歳である。

 

 社名代表者代表者年齢代表者在籍年数役員平均年齢代表が創業家創業家持株社齢売上高(連結優先)(百万円)代表者在籍年数/社齢
1ゼリア新薬工業伊部充弘45360.70.126262,4750.05
2武田薬品工業クリストフウェバー50358.8×0.02921,810,0000.03
3富士製薬工業今井博文521956.90.345231,6800.37
4ツムラ加藤照和53560.9×0.0081113,0000.06
5日水製薬小野徳哉54359.2×0.008212,0150.04
6日医工田村友一542363.10.1452144,0000.44
7鳥居薬品高木正一郎56456.6×0.009662,3780.04
8塩野義製薬手代木功57961.2×0.0098310,0000.09
9小野薬品工業相良暁58958.8×0.03112160,0000.08
10日本ケミファ山口一城582761.90.256735,6020.40

 

 

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  1. 本レポートは2016年度末時点で公開されている有価証券報告書をもとに作成しています。
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