レポート

2016年度 医薬品業界レポート #02

2017/07/07

  • 定義
    ・「役員」は、原則的に事業を管掌する常勤役員のことを指し、監査役等と社外取締役を外したものを指す。
    ・「代表者」は、公開された有価証券報告書に記載されている「代表者」を指す。
    ・「年齢」は、直近決算期時点の年齢を指す。
    ・「在籍年数」は、直近の代表者の在籍年数を示す。
    ・「創業家」は、娘婿を含む。
    ・「代表者在籍年数/社齢」は、企業の継続年数(合併等の場合は前身の会社のもの)に占める現代表の在籍年数の割合を示す。

 

2.在籍年数

次に、在籍年数という視点から分析を進めた。まず、代表者の在籍年数が長期間のランキングである。在籍年数が最も長期間であるのがJCRファーマの芦田信氏、42年間である。芦田氏は1975年日本ケミカルリサーチ(現JCRファーマ)を設立し、代表取締役に就任後現在まで42年間在籍している。2位は扶桑薬品工業の芦田幹雄氏、40年間。3位は久光製薬の中冨博隆氏、36年間である。

全上場企業の社長平均在席期間は7.1年に対し、製薬業界全体の平均在籍期間は14.7年と平均の2倍の期間もの在籍期間という結果になった。また、在籍年数が長期間のランキングトップ10の平均年齢は、68.3歳であった。

 

 社名代表者代表者年齢代表者在籍年数役員平均年齢代表が創業家創業家持株社齢売上高(連結優先)(百万円)代表者在籍年数/社齢
1JCRファーマ芦田信744263.96.71%4217,438100%
2扶桑薬品工業戸田幹雄734071.11.98%8045,75250%
3久光製薬中冨博隆803661.50.00%73162,00049%
4大正製薬HD上原明753561.632.09%89290,00039%
5エーザイ内藤晴夫693155.60.00%76548,00041%
6中外製薬永山治692861.50.00%74499,00038%
7日本ケミファ山口一城582761.924.77%6735,60240%
8あすか製薬山口隆642660.44.80%8843,21530%
9キッセイ薬品工業神澤陸雄672560.88.68%7171,29435%
10日医工田村友一542363.113.97%52144,00044%

 

代表者の在籍年数が短期間のランキングは下記の結果となった。1位はキョーリン製薬ホールディングスの穂川稔氏、在籍年数は2年間である。続いて日水製薬の小野徳哉氏、栄研化学の和田守史氏、ゼリア新薬工業の伊部充弘氏、田辺三菱製薬の三津屋正之氏、武田薬品工業のクリストフウェバー氏が3年間と続く。

 

 社名代表者代表者年齢代表者在籍年数役員平均年齢代表が創業家創業家持株社齢売上高(連結優先)(百万円)代表者在籍年数/社齢
1キョーリン製薬HD穂川稔63263.8×19.00%77119,0003%
2日水製薬小野徳哉54359.2×0.00%8212,0154%
3栄研化学和田守史62360.6×2.97%7832,1634%
4ゼリア新薬工業伊部充弘45360.711.91%6262,4755%
5田辺三菱製薬三津家正之62362.7×0.00%84432,0004%
6武田薬品工業クリストフウェバー50358.8×2.27%921,810,0003%
7鳥居薬品高木正一郎56456.6×0.00%9662,3784%
8ツムラ加藤照和53560.9×0.00%81113,0006%
9協和発酵キリン花井陳雄63561.2×0.00%68364,0007%
10科研製薬大沼哲夫66661×0.00%69110,0009%

 

 

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  1. 本レポートは2016年度末時点で公開されている有価証券報告書をもとに作成しています。
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